女子高生の泣き顔にハマった。野球編

様だよ〜

はじめに

”人間足が2本あれば200沼にハマる”という言葉がある。この言葉は今考えた。

沼にハマる過程において自分自身が沼のどんな材質に惹かれているのか分析する、もしくは自然と気づくことになるだろう。いわゆるフェチというものだろうか、僕はかなりありがちだが「服装・髪型・表情」に8割程惹かれる傾向にある。多分

 

まあそれは置いといて、

10月のある日のことであった。少し色々あってえんじにゃーりんぐ♡諸々のやる気が消え去りTwitterの鍵に引きこもり始めた頃、流石にニコ動のおすすめ動画ばっかを観て1日を無味に潰すのもどうかと思ったので鍵垢のフォロワーに向かって「なんでもいいから布教してほしい」と呼びかけた。ナチュラルに競プロややばいオンラインゲームを勧められたりしたのだが、その中で軽率に沼に突っ込んでいったものが1つある。

そう、


オオサカdreamin'nightだ。

 

 

 

 

、、、えっ?

いや違う確かにオタラジのデイリーヤマザキに勧められてこの曲だけ今でも聴いているがそれではない

僕が今回バチ糞ハマったのはこれである。

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ででん

 

性を「球詠」、名を「球詠」と言う。

見た目から分かる通り女子高生がめちゃくちゃ本気で野球をする漫画だ。

この時点で野球に詳しくないオタラジ勢は半分ほど離れていきそうなのだが、このブログは女子高生の泣き顔諸々にハマったエントリなので野球に詳しくない人にも分かるように説明するので是非最後まで付き合ってほしいにゃん

 

今まで隠していなかったが僕は中学まで野球をしていたこともあり、くらげのオタクから球詠を布教された時自然と興味が湧いた。

そしていざ読み始めた僕は初手こう思った、

「、、、女子高生の表情ってこんなに最高だったのか」 

と。

それだけじゃない、この漫画は他の野球マンガの金字塔となったような作品ですら表現されてないような心の隙間を縫ってくるヌッような描写が数多くあり、なんというヌッかめちゃくちゃハマった。秒でハマった。最新巻を買った日なんか球詠のツイートしかしてなかった。ただただ発狂してたヌ。

 

そんなこんなで今からやるのは野球です。12月というとても熱い季節をこのエントリで盛り上げていけたら嬉しい。

また、この大感情を形成するにあたって1,4,5巻を贈ってくださったjellyfish rumbleさん、2巻を贈ってくださった勝見くんにはこの場を借りて熱い土下座を申し上げます。

 

 

この記事は「オタクのためのオタクラジオ Advent Calendar 2019」の2日目の記事です。

adventar.org

 

 

球詠について

この漫画はまんがタイムきらら系列でマウンテンプクイチ先生によって連載されており、現在既刊6巻である。

ゼロからあらすじを説明しようと思ったのだが公式見せる方が早い。こんな感じ

 

埼玉県、新越谷高校。
この春入学した武田詠深(たけだ・よみ)は、
そこで幼なじみの山崎珠姫(やまざき・たまき)に再会する。

中学時代、受け止められるキャッチャーがいないために
鋭く変化する「魔球」を投げられず、
野球への気持ちをあきらめかけていた詠深。

だが、強豪チームで実力を磨いていた珠姫は、
詠深の変化球を受け止めることができた。

幼い頃の約束を果たし、再びめぐり逢った二人は、
クラスメイトの川口姉妹や仲間たちと共に
停部中の野球部を復活させる。

目指すは全国!
新生・新越谷高校野球部の挑戦がここから始まる――。

 

始まるんです。始まっちゃうんです。

感想エントリでめちゃくちゃペチャクチャ(これ上手いかも)しても冗長になりがちなのでここでは球詠の個人的に好きな3つのポイントを説明していきたい。

 

対戦相手のドラマ性が異常に細かい

野球は最低9人でやるスポーツである。主人公サイドならまだしも野球漫画における作中の対戦チームのメンバーは「エース性のある物語の重要人物とその他大勢」に区別されがちであろう。しかし球詠はそうではない。その試合限りでしか出てこない人物に対しても「あの選手凄いな」と言わせる描写が存在したり、まだ一言も喋ってすらない選手に急に回想シーンをぶち込んで来たりする。

 

それは夏の大会、「梁幽館高校」との試合で顕著に表れていた。

梁幽館は一昨年全国大会に出場したSクラスの強豪で、その中でも4番エースの中田奈緒と打率6割の長打を誇る陽秋月が主にスターとして描かれている。

これはその梁幽館の中田奈緒の回想シーンである

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この回想に出てくる高代という黒髪の子、作中でセリフが3文字しかないのである。

しかし試合が終わった頃にはもう皆重要人物に感じられてきた。この世界にモブなんていない、本当に選手全員に均等にドラマがあるのだ。ここが推せる

オタクが「高代と白井絶対デキてるよな」ってTwitterで言っているのを思い出して急にフフッてなった。

 

野球の心理的要素がめちゃくちゃ強い

ストライクゾーンはご存知だろうか、ご存知か。


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こんな感じ。その名の通りこのゾーンをボールが通過したらストライクな訳だが、その判定をするのはストライクゾーンの定義を完璧に反映した機械では無い。審判である。

審判の感覚でストライクゾーンが決まる、この心理が反映されたのが夏の大会「影森高校」戦である。

 

影森高校は、「身内での部活が好きで外との試合が嫌い」というありがちかは分からないチームである。

そんな影森のピッチャー、中山ちゃんが考えたのは「試合を極端に早く終わらせて早く帰る」ということだけを突き詰めた戦法であり、影森高校の投球ペース、バッティングのペース、全てが異常に素早い。

 

その一環としてストライクに近いボール球は全部バットに当てるという戦法を取ることによって審判の感覚が麻痺し、ストライクゾーンが異常に広くなるのだ。

こんな心理的描写を誰が考えたのだろうか、マウンテンプクイチ先生です。他の野球漫画では無いような勝負要素が球詠ではふんだんに利用されている。ここがアツい

 

また影森高校戦は全てを通してえげつない心理戦が行われているのでえげつない心理戦が好きなオタクにはおすすめです。

 

表情

タイトルの通り、表情です。

球詠のキャラの表情は本当にめちゃくちゃ細かいのだが、ここでは泣き顔について考察していきたい。そして皆にも女子高生の泣き顔にハマって欲しい

 


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これは中田奈緒の泣き顔です。

 


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そしてこれは武田詠深の泣き顔です。

この2つの泣き顔には決定的な違いが存在する。

お分かりだろうか

 

 

 

 

 

そう、中田奈緒の泣き顔は「悔しさ」から来る感情で、武田詠深の泣き顔は「嬉しさ」から生じた感情なのだ。

同じマウンテンプクイチ先生の泣き顔なのにこの2つには見ただけでも何かの違いを感じる。そう思いながら僕は2人の泣き顔を眺め続けていた。

そして気づいたことがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女子高生の泣き顔めっちゃ良い、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めちゃくちゃ良いのだ。良すぎる。どうしてハマってしまった、どうして女子高生が涙を流す表情にハマってしまったのだ。

 

そう、僕はママなのだ、、、

ずっとそばにいた子が感情で涙を流す所を見て成長と嬉しさを感じているママなのだ、、、

もっと泣いて欲しい、ママが受け止めるから、、、

 

ママ、、、

 

ママ、、、

 

ありがとう、、、

 

 

 

でも別に現実で女子高生が涙を流していても良いという感情は抱かないかもしれない。普通に悔し涙ならそそってしまうかもしれない。そんな感情を球詠が教えてくれました。

 

まとめ

本当はここから新越谷高校野球部員+αの紹介記事を書きたかったしもっと他にも伝えたい魅力が死ぬほどあるのだが今回はここで収めておきたい。

あ、一応きらら系列の漫画だしユから始まる名前の花の気を感じたい人にも普通におすすめです。キーワードは「川口芳乃と中村希」です。

 

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そんな球詠が2020年、アニメ化するんですよね。

絶対観て、僕も絶対観ます。